5大銀の純利益、過去最高=77%増、与信費用が大幅減―9月中間
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注目のコメント
中小企業から大企業に至るまで日銀と政府が大規模な資金支援をして倒産がコロナ禍前より減る状況ですから、積み立てた貸倒引当金の戻入も多分起きているのでしょう。収益力の弱い企業が無無利子無担保で債務を増やすなどしていますので、不良債権予備軍が目に見えない形で増えている可能性もありそうです。勝負はコロナ禍が去って債務の返済が進み始めた時で、銀行の経営者は業績の先行きを決して楽観していないだろうと思います。
「米モルガン・スタンレーの収益貢献もあり」とのことですが、リーマンショック時にモルガン・スタンレーを支援した三菱UFJとゴールドマン・サックスを支援したSMBCは、その後の支援先との連携で大きな差がついたようですね。 (・・;金融業界担当としては一見嬉しいニュース。しかし実態は貸倒引当金が減少したというだけの好決算。
今後この業界は金融仲介業の登場により、より業種ごとのverticalな棲み分けから、Fintechに代表される金融機能ごとのhorizontalな考え方でビジネスを捉える必要がある、と考えます。
転職場面においてもどの業種に属していたかではなく、どの機能を得意としているのかが今後重要になってくるのではないでしょうか。