急成長の中国サプリ市場、「カスタマイズサプリ」と「AI栄養士」で頭角現す「LemonBox」
36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア
8Picks
コメント
注目のコメント
Lemon boxは海外在住のDerek Weng氏が中国に帰国する時はいつも家族や友人から買い物を頼まれることをきっかけに同社を立ち上げました。
最も頼まれることが多いプロダクトはマタニティーアイテム、化粧品、そしてビタミンサプリメントで、自身のWalmartで中国輸入事業に関わっていた経験と市場規模の大きさからサプリメント市場に注力しました。
また、同社の強みはパーソナライズされたサプリメントのレコメンドにあります。
自然言語処理などAI技術を利用して、栄養健康分野の概念を抽象化し、栄養学のナレッジマップを作成しており、そこには2000種類以上の一般的な食材とその栄養成分、3000種類以上の病気と症状、4000種類以上の病気や体調に対する栄養アドバイスなどが整理されており、頻繁に更新が行われています。同社は、「栄養科学のデジタルトランスフォーメーション(DX)」をコンセプトに事業を展開。ユーザーはスマホアプリの健康アンケートに答えるだけで、「AI栄養士」から専門的なアドバイスが得られ、自分専用にカスタマイズされたサプリメントセットを毎月受け取ることができる。今年6月までの半年間で同社のミニプログラムでのGMV(流通総額)はすでに昨年の1年分を超えたという。ユーザーは大都市圏に住む25~35歳の若い世代が中心だ。