【入門解説】10年後に200兆円市場?なぜ今バイオ産業が熱いのか
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注目のコメント
「Bio is the new digital(バイオは次のデジタルだ)」と言われ、バイオテクノロジーにより第5次産業革命が引き起こされるとされ、各国でバイオ戦略が策定されています。
不老長寿などのバイオ医療だけではなく、気候変動緩和策や環境負荷軽減策などにも有効なバイオテクノロジーには、世界中から注目が集まっています。最近よく聞くものの、実態が掴みづらいバイオテクノロジー。市場はどれくらい盛り上がっているのか?勢いが増している背景とは?特に注目すべき技術とは?など、気になるポイントを伺いました。
個人的に衝撃を受けたのは、合成生物学という分野。ソフトウェアのように生物を切り貼りして、欲しい素材を生み出せるそうなんです。希少性の高いバニラは、こういったバイオプロセスで大量生産が可能になっていると聞き、さらに驚き。
その合成生物学を活用しながら、新しい素材開発に挑むのは、化学系専門商社の長瀬産業を持つNAGASEグループです。商社なのに研究機関や製造会社も傘下に持ち、昨年バイオの研究室も立ち上げました。NAGASEグループのユニークなビジネスモデルも、すごく面白いです。ぜひお読みください!バリューチェーンの川上から川下まで、抑えにいっていますね。
もし仮に、私が補えるとしたら、医療の現場をコーディネートするぐらいでしょうか。
閑話休題。
「AIで材料を探す時代」は納得ですが、その「登録」はどうするのでしょうか。
まだまだ、知財保護のプラットフォームは整備されておらず、大学研究室に宝の山が眠っている、ということは日常茶飯事です。
何れにせよ、バイオには益々の注目ですね。
それにしても、遺伝子解析のコストが2000年当時の10万分の1とは。。。