[ブラジリア 10日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ大統領は10日、国営石油会社ペトロブラスへの自身の影響力を否定した。一方で同社の一部民営化に重ねて期待を示した。

ブラジルでは燃料価格の高騰を受けて、インフレ率は昨年の2倍の水準にまで高進。大統領選を来年に控え、ボルソナロ大統領の人気に影を落としている。

ボルソナロ氏は過去数週間、ペトロブラスの燃料価格設定方針に介入すべきだとする支援者の圧力から解放されるため、同社の民営化は可能だと繰り返し発言している。ただ、専門家は民営化の可能性は低いとみている。