【告知】新コミュニティ「KAMIKAWA GX LAB」誕生します

2021/11/12
NewsPicks Creationsは旧来型モデルからの進化や、新商品・新サービスの創出を目指す組織とともに、NewsPicksユーザーの皆様の中から関心の高いメンバーが集う共創コミュニティをつくります。コミュニティのミッション作成から構築を支援し、コミュニティメンバーとの対話により課題を特定、コミュニティ内で育んだストーリーとともに世の中にサービスや商品を生み出します。

そして2021年11月、NewsPicks Creationsは北海道上川町を舞台に新しい共創コミュニティの創造に挑戦します。共感いただける方は、文末のリンクよりコミュニティへのプレエントリーをお願いいたします

「関係人口の創出」はゴールなのか?

ーーミッション「感動人口、1億人へ」に込めた思いを教えてください。
清光:もともとまちづくりの文脈でよく使われる「関係人口」という言葉から着想を得ました。「関係人口」には最終的に定住を目指すニュアンスが含まれますが、「感動人口」にそのニュアンスはありません。町と関わり、それによって心を動かされる人をつくること自体が目標なのです。
実は昔から私は、町が町外の人へとるコミュニケーションは、必ずしも定住だけがゴールではないと思っていました。そもそも自治体の役割自体、ただ居住地を与えたり、誘致する企業を増やすことではないはずです。社会のインフラとして人の生活を支える自治体には、住民を増やすこと以外にもできることがあるのではないか
そう考えて、周りを見渡すと上川町のたくさんの魅力が見えてきます。四季によって表情を変える、大雪山をはじめとした豊かな自然。ニジマスや日本酒などここでしか味わえない味覚。キャンプや温泉といった体験。その全てが社会に与えられる価値は、何かと考えたとき、「感動」という言葉を思いついたのです。
三谷:実は自分は上川町の出身ではありませんが、まさしく「感動」をして、かれこれ10年近く役場に勤めています。ただ、私の場合は、町のモノやコトではなく「人」に感動していて、その感動は今もなお冷めていません。
例えば私の上司は、私よりはるかに先輩ではありますが、誰よりも町のことを考えていろんな枠組みを超えて動いています。そのおかげで、有名企業と提携ができたり、学生を巻き込んだプログラムが立ち上がったりと、一般的な自治体では考えられないような数々の取り組みが実現されてきました。そんな役場の先輩の手腕と情熱に感動して、私はずっと「この人と同じ景色が見たい」と、上川町のまちづくりを進めてきました
私の場合は、結果的に定住という道を選びましたが、「感動」は人を本気にさせ、自然と行動を引き起こす。だからこそ私も「感動人口」という言葉にはピンときましたし、もっと言えば上川町は「人」を中心としたアセットで感動を生み出せるのではと考えています。

2人の得意を掛け合わせて挑戦する感動の伝播

ーー今後のコミュニティ運営の展望を教えてください。
三谷:2人で互いの得意分野を活かし合って、コミュニティ運営をしていければと思っています。私は東京の企業に出向していたり、町と企業との提携を主担当として務めたりと、比較的町の外の人たちとのコミュニケーションを多く担当してきました。
一方清光さんは、これまで町民の皆様に向き合って業務を行っていて、町民からの信頼が厚いです。プライベートでも町の人から何かをお願いされることがよくあります。
我々2人が得意な領域を活かし合うことで、町外の人、町内の人という枠がない一体感を生み出せるコミュニティづくりができるのではと思っています
清光:同感です。今は日本全体で経済的成長だけではない、豊かさが求められる時代になっていると感じています。これから始まる、KAMIKAWA GX LABでは、上川町が抱える多くの資産を活用して、お金とはまた違う豊かさを感じてもらいたい。そして、まずはコミュニティメンバーを始め、活動に関わってくれる人たちを感動させたいです。
誰かの感動は別の誰かに伝播します。最初はたった数人の感動でも、そこから感動の輪は広がり、やがて日本全国に伝播する。そんな未来を実現させたいです。