[香港 10日 ロイター] - 中国不動産開発大手、中国恒大集団の電気自動車(EV)部門、中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車)は10日、新エネルギー車生産の資金を手当てするため5億香港ドル(6420万米ドル)の増資を計画していると発表した。

香港取引所に提出した資料によると、トップアッププレースメントで1億7483万株(拡大株主資本の1.76%)の新株を発行する。

新株は支配株主のEvergrande Health Industry Holdings Ltdに1株2.86香港ドルで発行される。これは9日終値に対して19.89%のディスカウントとなる。

同支配株主は、同じ規模の既存株式が同じ価格で第三者の出資者に売却され次第、新株を買い入れる。

恒大汽車は、増資で「恒馳」ブランドの新エネ車の生産開始につなげると説明。同社はスポーツ型多目的車(SUV)「恒馳5」の販売承認を中国当局に申請した。