大阪王将、黒字決算を支えるあの「ドル箱」の実力
東洋経済オンライン
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注目のコメント
◆御社の強みは何ですか
大阪王将が冷凍餃子の販売で儲かっているという記事。店舗はコロナで苦戦している中、自宅で調理して食べる冷凍食品の餃子部門では首位の味の素を猛追しているらしい。顧客にどんな価値を届けるかという点で「うちが届けるのは餃子」とするのであれば、それが店で提供しても、自宅用に冷凍食品として提供しても同じ。本質的な「美味しい餃子」を作り上げて、提供できる技術を磨き続ければ会社の成長には繋がるという好事例だろう。
もちろん、そのために冷凍食品を作る技術も導入しなければならないが、餃子は王将というブランドも活かせるし、会社の軸はぶらさずにコロナという外的要因の変化には上手くリスクヘッジできているのがいい。組織としても「うちは何を提供するのか」「うちの価値はどこにあるか」が明確になる。次の一手も「これを本場中国へ持っていく」というベクトルもわかりやすい。
記事では積極投資はいいが、足元のキャッシュフローを心配している。たしかにコロナ禍で環境変化が激しい中、自宅用の冷凍食品なのでリスクヘッジしているとはいえ、売れなくなるリスクはある。荒れ模様の海原をなんとか舵をとりつづけ、この嵐を今のキャッシュで乗り切れるか。この塩梅は会社経営の腕の見せ所かもしれない。(もちろん、いざという時の準備をきちんと出来ていればなんら問題ない)