[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9日、労働市場に参加していない労働者に焦点を当てることの重要性を強調し、経済がどの程度完全雇用に近づいているか推し量るためにFRBは幅広い指標を精査すると述べた。

パウエル議長は、FRBが他の主要中央銀行と共同で開催したダイバーシティーに関するバーチャル会議で、「最大雇用が達成されているかどうか評価する際には、意図的に幅広い指標を精査する」と表明。可能な限り多くの人が働ければ、経済はより強く健全になるとの考えを示し、指標の精査にあたり、FRBは単に「主要な数字」だけでなく、労働市場における格差に注意を払うと述べた。