米ワクチン接種義務化 裁判所差し止め命令にバイデン政権 反論
NHKニュース
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バイデン政権は各州の裁判所と争うつもりなのかもしれない。そうなるとワクチンをめぐる憲法上の解釈が出されることになり、人工中絶の時のように、自分の体を管理するのは誰なのか、という判断が下されることになるのかもしれない。
「連邦政府の権限はどこまであるのか」といういつもの問題。去年はトランプ氏が「コロナ対応で州を従わせる絶対権限が大統領にある」と発言(失言)し、非難されました。
ただ、州に主に権限がある公衆衛生についてもコロナは1つの州を越える問題であるため、連邦政府の権限拡大が認められていく可能性もあります。「テキサス州などを管轄する裁判所」というのが分かりづらいかもですが、これは州の裁判所ではなく、その州を管轄する連邦地裁ないし連邦巡回裁判所(日本の高等裁判所にあたる)です。下級審といえど連邦裁判所なので、その判決の効力は担当州だけでなく合衆国全体に及びます。(ただし、今回の判断が当該の州のみなのか連邦全体かは、僕は知りません。)たとえばトランプ政権時も極端な入国制限を(たしか)連邦地裁が差し止めた例がありました。連邦地裁や巡回裁判所もそれぞれ保守、リベラルの比重にばらつきがあります。本件のような判例はまず保守的な連邦裁に持ち込み、必要なら最高裁で争われます。最高裁判事は保守派が多数なのはご存知の通り。あまり知られてませんが、トランプ政権はcourt packingといって、空席だった連邦下級審の判事も保守派を任命しまくりました。その結果がじわじわときているのかもしれません。