[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア政府は1日、2060年までのカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)達成を目指す長期的な気候変動対策を承認した。

それによると、ロシアは温暖化ガス排出量を2050年までに1990年水準の80%、2019年水準の60%に削減することを目指す。これにより、プーチン大統領がこれまでに発表した2060年までにカーボンニュートラルを実現する目標が達成されるという。

ロシアは世界4位の温暖化ガス排出国。ロシア大統領府によると、プーチン氏は英グラスゴーで始まった第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)向けに事前に録画されたメッセージを送るが、オンライン形式で会議に参加はしない。