日本製鉄VSトヨタ 「知らなかった」は通じぬ特許訴訟

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注目のコメント

• 神領 貢

  ニューモデルマガジンＸ 代表取締役社長兼編集長

  ・2021年11月02日

  今春以降、マガジンxで書いているように、トヨタの変調ぶりが随所で顕在化しています。
  
  今回は製造と調達分野ですが、開発ではアライアンスの軋みが見られます。販売では不正車検の発覚、系列ディーラーや旧部品共販でのパワハラなどなど。
  
  トヨタ幹部に、「トヨタ自動車が頂点にいて日本と日本産業を引っ張る」の責任感が強く出過ぎるあまり、周りがついていかなくなってきました。そのことにトヨタ自身が気がつくのが遅れたと感じます。
  
  実は中ではようやく自らの異変に軌道修正が必要だと感じている人が増えています。ただし、大きな船は転舵に時間がかかるのも事実です。
  
  トヨタ自動車に日本産業を背負う責任を感じさせないような新しいチカラがたくさん出てくることで、トヨタの意識にも余裕が生まれるのでしょう。自らを追い込み過ぎてしまっているのでしょうね。一番苦しんでいるのは、トヨタかも知れません。