日立と東芝、ソニーとパナ 三度のパラダイムシフトが分けた「昭和企業」の明暗
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注目のコメント
盛者必衰、すべての企業が生き残れるわけではないので、ソニーなど世界的にも存在感を保っていることをまず評価したいですね。
電機業界は競争が激しく変化が進んでいますが、ニッチな業界は競争も少なくいまだに昭和の価値観が残っている企業も少なくありません。
外圧がないと変わらないでしょうし、変わる必要がないところもあるでしょう。
一方、自社の業務が時代の流れで小さくなり、気が付いたときには取り返しがつかない窮地に陥る可能性もあります。
業界内に留まらない、広い視野を持つ必要があります。大手日本企業が直面した三度のパラダイムシフトと企業ごとに対応などがまとめられています。
印象的な部分を引用します。↓
「日立は最悪の決算から目をそらさず、長期性資産の減損などその期に処理すべきものは何一つ先送りせず計上し、丸裸になって真正面から危機と対峙した。社長は世界市場での公募増資を決意し、裸一貫から出直すという決意の下、資金公募行脚の先々で投資家に罵倒され恥をさらしながら再建資金を手に入れ、死に物狂いで復活にこぎつけた」「マネした電気」はかなり面白い皮肉でいいですが、前半での日産の過去経営者を「青い目」と言っていることから、読み手によりけりでしょうが、この感覚も昭和なのでは、と感じました。
日本の外が必ずしもベターだとは言いませんが、昭和のなんでも拡大(海外戦略含め)とは異なる考え方拡大はどうしても必要なのだと思います。
タイで満足している多くの日系企業を見たり、やりとりしていると昭和が多く残っています。
危機感ある企業は動きが異なっていますので、広く考えマインドセット変化もできています。
記事では日系同士の比較ですが、いつ日系以外だって容易にDisrupterになるかも知れない、という危機感を持つことも重要ですね。