サムスンD、ソニーにTV用QD-OLEDパネルを供給…LGのOLED独占崩せるか - コリア・エレクトロニクス
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サムスン電子としてはローンチ時は自社のTVだけ、でなくても良いということか。これは結構面白いなあと思う。サムスン子会社のサムスンディスプレイ的には売り先がサムスン電子だけに限られると売れ行き次第で苦しい展開がありうるが、そういうことでもなかったと。
サムスンディスプレイは昔から自社の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを販売するために日本でも大手電機メーカー向けに営業部隊を配置していると思うが、ソニーにもしっかり営業に行っていたということなのだろう。
QD-OLED陣営が増えれば、サムスン電子としてはCESなどでのブランディングでも助かるだろうし、サムスンディスプレイとしては売り先が増えて助かる。特に初期はQD-OLEDはハイエンド価格帯になるだろうから、同じくハイエンドTVで北米を中心に多くの販路・ブランドがあるソニーがQD-OLED陣営に参画するのはプラスなのだろう。
ソニー目線だと、現在のハイエンドはLGDからOLEDパネルを購入するOLED TVで、超ハイエンドは自社のミニLED TVというラインナップ。(液晶は購入)過去にはS-LCDでサムスンとは液晶パネル製造のための合弁会社を作っていたわけで、お互い気心は知れているだろう。
QDとカラーフィルターと、どちらが色が良くて、美しいか、というところが次の焦点か。
(以下記事抜粋)
・サムスンディスプレイはアサンQ1生産ラインでQD-OLEDパネルを月当たり3万枚量産できる。55インチと65インチテレビを約100万台作れる量である。
・また、LGディスプレイは白色素子が発光源であるW(ホワイト)-OLEDであるに対して、サムスンディスプレイは青色素子が発光源のパネルに量子ドットカラーフィルムを被せたQD-OLEDであるため、技術の競争も激しくなると考えられる。TV用OLEDは今のところLGがほぼ独占とのことですが、今後はサムスンディスプレイがQD-OLEDをひっさげて宣戦布告といったところでしょうか。LCDは中国企業がシェアを拡大しているなか、OLEDやQD-OLEDのプレミアム分野では韓国大手が頑張っている感じですね。