人気デザイナー直伝「私が素人からプロを目指して学んだスゴ本」5選
コメント
注目のコメント
「未経験転職を成功させました」とだけ聞くと、鮮やかな逆転ストーリーが想起されがちです。
しかし、本当に大切なのは、「職に就くこと」ではなく「その職で生きていくこと」。一見地味な基礎固めに食らい付き、先を行く同業者を必死に追う覚悟も求められます。
村田あつみさんは一度は諦めかけたデザイナーに、独学からチャレンジした一人です。同世代クリエイターたちの華々しい活躍に悔し涙を流しながら、腕を磨き続け、現在はデザイナー起業家として活躍されています。
そんな彼女が語る、デザイナーとして生きるための秘訣は「正しい方向に着実に努力すること」。どの職種にも通じる、成長に必要不可欠な大切な要素だと思います。
「今進もうとしている先に、本当に自分の在りたい姿があるか?」と時々問い直すだけでも、費やしたエネルギーは確実なリターンとして返ってくる。私自身、慌てて突っ走りがちなので肝に銘じようと思いました(笑)。
最後の「平凡さは最高の武器」だというお話にも、勇気をもらえること請け合いです。本旨とは逸れますが、記事内で紹介されている「錯覚資産」の本は3,4年ほど前に読み、今でもこの考え方を実践したり、また他者の話を聞く時に応用したりしています。平たくいうと、実力はもちろん大事だし、素地は絶対に必要。でも「見せ方」って大事だよねという話です。特に広告に携わっているからこそ、痛感することが多いのだと思います。自身のキャリアを築いていくうえでも、錯覚資産を上手く使いつつ(使いすぎると虚無になるので注意ですが)、基礎を固めていきたいです。
社会からの需要が高騰するデザイナーですが、デザイナーを目指す若い世代がイメージするそれとは、少なからずズレがあるように感じます。その違和感を村田さんがスパッと解消してくれました。「デザインは情報整理が命」という話、大変わかりやすいです。
“そもそも、デザインは情報整理が命。極端な話、必要な情報が整理され、伝えたいメッセージがきれいにまとまっていさえすれば、デザインとして十分成立します。細かいテクニックや個性的な表現は、デザイン全体において1割あるかないかです”