[25日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は25日、モデルナ製新型コロナウイルスワクチン「スパイクバックス」について、2回目接種を終えて少なくとも半年経過した18歳以上に追加接種のために使用することを支持した。

EMAが追加接種使用を支持したワクチンは、ファイザー/ビオンテック製に続き2種類目となる。「スパイクバックスの2回目の接種から6─8カ月たって抗体価が低下した成人に3回目を打ったところ、抗体価が上昇したというデータを踏まえた」という。

幾つかのEU加盟国は、感染力の強いデルタ株の拡大や、さらなるロックダウンを回避したいという思惑からEMAが指針を示す前から既に追加接種に乗り出している。EMAはこの日、具体的なワクチン接種の実行は加盟国それぞれの裁量に委ねられるとの考えを改めて示した。