NY株続伸、過去最高値を更新 64ドル高、IT決算に期待
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連騰が続いて最高値更新と極めて強いべ米国株。中国恒大と共同富裕、インフレ、テーパリング、米国債務上限問題、など多くのリスクがありますが、段々とリスクが減ずる方向が見えて来ると思います。何と行っても逆風をはねのける米国企業の高い生産席とコスト管理です。今後も決算発表で続々と出てくると思います。
歳出案を巡り、規模が大き過ぎるとして今まで反対姿勢を示していた民主党の穏健派マンチン上院議員が今週中の合意の可能性に言及したため期待感から終日堅調に推移し、ダウは史上最高値を更新して終了しました。
米レンタカー大手から電気自動車(EV)10万台を受注することが明らかになったテスラの株価は上場来高値となる1045.02ドルを付け、時価総額が初めて1兆ドルを上回りました。ハーツの車両電気自動車(EV)化計画の最初のステップ。EVとしては過去最大の購入となり、約42億ドル規模の取引になります。またモルガン・スタンレー社はテスラ社の株価ターゲットを900ドルから1200ドルに引き上げたのも買いの後押しをし、ナスダックの牽引役となりました。
市場予想を上回る好決算の発表が相次ぐ中、時価総額の大きいGAFAやマイクロソフトなどハイテク大手の業績に期待が集まっています。現状、主要500社のうち119社が決算発表を済ませ、このうち約83%が市場予想を上回りました。時間外で発表されたフェイスブック社の決算は強弱まちまちの内容に見えますが、株価は上昇しています。
今日の米国株式市場を見る限り、テスラ的事象がその強さと言えます。ある種の日替わりヒーローであり、一方で確実に近未来のリーダー的ポジションを維持しています。この辺のダイナミズムは、欧州や日本株には見られないのが残念なところです。
いずれにしても、今週で7-9月期企業決算の着地もある程度見えてきています。
そうなりますと、次の焦点は再びFRBに戻ってくる感じかと。仮にファンダメンタルズ要因が引き続きポジティブだとすると、秋口の株価調整の主な背景は、インフレ懸念を除きそれ以外はクリアーしたことになります。
インフレ懸念的暗闇にまだ灯りは見ませんだが、投資家はこの命題をなんとかセクターローテーション的対応で乗り切ろうとしているようにも見受けられます。