[北京 21日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(発改委、NDRC)や工業省、環境省などは21日、鉄鋼、アルミニウム、セメント、石油精製などのエネルギー集約型産業に対し、2025年までに生産能力の30%以上をより厳しいエネルギー効率基準に適合させるべきだとする目標を共同で発表した。

中国は世界最大の温室効果ガス排出国。2030年までに排出量をピークアウトさせ、2060年までに排出量を実質的にゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するという公約を掲げている。

付随文書では、1生産単位当たりどの程度のエネルギー消費量削減が必要かを提示。例えば石油精製企業は、処理能力が年間200万トン(日量4万バレル)以下の工場を閉鎖しなければならない。

さらに、鉄鋼、一次アルミニウム、セメント、板ガラス業界の合併や再編を加速させるべきとし、同業界の生産能力を統合するという政府目標を改めて提示した。