ファイザー製ワクチン、追加接種で有効性95.6%=新型コロナ
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有効性が高いのは十分予想通りでそんなにすごい情報ではない。問題は有効性というより、安全性の方。発熱や倦怠感などの副反応の発生機序はまだ理解されていないが、これは早急に明らかになるべきだ。抗体産出時期は打ってから少し期間が空いてからなのだから、少なくとも、抗体産出による発熱ではない。
マウスによる実験では3,4回目の接種で死亡する例がある。とにかく、副反応についての研究の進展とセットで議論されるべきである。そもそも、重症化リスクの軽減効果は2回の接種だけでもたぶん十分である。免疫記憶が作用するのだから。3回接種者が2回接種者と比較して
「発症抑制効果が95.6%」
という事なんですが、
4週間あけて3回目で良いのか、
或いは6ヶ月後でも良いのか、
或いは2回接種済みであれば
いつでも3回目接種すれば
その様な効果があるのか、
種類を変えた交互/交差接種でも良いのか、
などはおそらく検証されていません。
そしてワクチン承認前の臨床試験結果で
盛んに主張されていたのも
2回接種者が無接種者と比較して
「発症抑制効果 95%以上」です。
おそらく今後は年1回とか半年1回の
定期接種をする事による「発症抑制効果」が
報告される様になるでしょうが、個人的には
接種者個人に対する「症状軽減効果」はあっても、
「感染抑制効果」や「拡散抑制効果」は
無いかあっても限定的と捉える方が、
今までのブレークスルー感染の経験からも
自然な気がします。
ワクチンを打てば打つほど、
無症状か軽症の人から周囲へ拡散すること
が増えて感染経路の特定が困難になる
可能性が高いとも言えますね。
集団における重症化や死亡の数が減れば
公衆衛生や感染制御的には成功なので、
有症状者に限定した検査を行い、
必要に応じて入院対応をする様な、
風邪やインフルエンザなどと同様の対応で
十分ということでもあります。
何回接種しても基本的な感染対策を
励行すべきことは変わらないので、
一般の人達がやるべきことは
何も変わらないんですけどね。