原発は「エース」から「控え」に：過度な期待は危険、依存度は下げるべき ―シリーズ：カーボンニュートラルと原子力発電（１）

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• 林 啓二

  BtoB系電機製造 大喜利、よろず不良解析、自然観察

  ・2021年10月21日

  たとえば。
  使用済み核燃料は、その多くを、発電所内の燃料プールに置きっぱなしとなっている。
  原発を長期的に止めると、地元自治体は、早く県外へ出してほしいとせっつく（契約でそうなっているから、当然の要求）。
  他方、電力会社は、中間貯蔵施設を用意できないから、燃料プールに置きつづけるよりない。
  
  そうして、泥縄的に、原発を動かさざるを得なくなる（しかも、よりたくさんの使用済み核燃料を抱える古い原発を、より早い時期に）
  
  出口なく、負の遺産に縛られ動く、原発、
  そういう構造がありそう。