[デトロイト 19日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)米国法人のスコット・キーオ最高経営責任者(CEO)は19日、世界的な半導体不足は来年まで続くと述べた。

ロイターのイベントで「半導体不足が少なくとも2022年後半まで続くことは疑いようがない」と指摘。今年の第4・四半期には緩和されるかもしれないが、自動車業界は依然として市場の需要を満たすことができないとしたほか、近い将来に起こり得る変化として、自動車メーカーが自動車やトラックの部品に必要な半導体の数を減らす可能性があると述べた。

米政府が半導体製造工場の増設に資金を提供すべきとの見方については、数十億ドルの資金と少なくとも4年の歳月が必要だと語った。

また、現在の課題は半導体だが、次の課題は電気自動車(EV)とその動力源となるバッテリーの需要が拡大していることだとした。