[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は19日、多くの女性の就業を困難にしている障害が退職者の増加と相まり、労働市場の回復を妨げ、米経済への足かせになる可能性があるとの見解を示した。

ボウマン理事は講演原稿で、幼い子どもを持つ女性が他の労働者に比べ高い比率で労働市場から離脱したと指摘。さらに、女性を含め、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中に離職した就労者が労働市場に戻ってこない可能性があるとし、「これらの労働者の喪失は経済の生産能力を制限し、パンデミック前に達成された高水準の雇用への回復を困難、もしくは短期的に不可能にする恐れがある」と述べた。

金融政策の見通しに関する言及はなかった。