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中国とブータン、覚書に署名 国境交渉加速、インドをけん制

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  • フリーランスの翻訳家

    ブータン王国と聞くと、大抵の日本人は ヒマラヤ山脈の南麓に位置する桃源郷のような国、というイメージを思い浮かべる。 たが 地図を見れば分かるとおり、この国は中国とインドに挟まれた内陸の小国であり、地政学的には決して安閑としていられる位置にはない。 まして四周に向けて、影響力の拡散と膨張を事とする中国の存在は、いかに非同盟中立外交を国是としようとも、何とも気になってならなかったはずだ。

    米国の CIA (中央情報局) の The World Factbook によると、同国の中央北部、ヒマラヤ山脈一帯に中国との領土上の係争地域があり、それは国境を規定する根拠となる二国間条約が両国間になかったことに起因するという。 今回 ブータンと中国が、両国の国境確定交渉を加速させる覚書に署名したのも、そんな曖昧な状況に終止符を打つのが目的だが、交渉自体は 実はこの共同通信社電が伝えるように、37年も前の 1984年に既に始まっている。 その間 たとえ幾多の紆余曲折があったにしても、なぜ今になって「交渉加速」となったのか、その辺が私にはどうも釈然としない。

    外交上手・駆け引き上手で鳴らす中国だけに、インドを睨んだ中長期的な戦略があるのは当然としても、ブータンとの国境問題にケリをつけたのをよいことに、有り余る金とモノで このヒマラヤの小国を巧みに絡め取り、体よく自陣営に組み込もうとの下心もあるのでは、と勘ぐる向きも少なからずいるだろう。 内政外交問わず、この異形の大国の為すことには、懐疑的な、時に否定的な目を向けざるを得ない当節、ブータンと交わしたこの覚書の背後に秘められた中国の意図について、私たちも単なる一過性の時事ニュースと捉えず、戦略上・地政学上の観点から、より注意深く見守る必要がある。


注目のコメント

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    ドリームインキュベータ インド社長/インドVC投資責任者

    両国は1984年から国境交渉をしています。

    両国の合意事項の中に、
    中国によるDoklamという地域のインフラ整備が
    含まれると、
    インドはそれに反対していますので
    インドと中国の間の火種が
    新たに一つ増えますね。


  • メーカー勤務 代表取締役社長

    島国日本の地理的優位性と難しさ


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