2021/10/14

【新】若者が絶大な信頼を置く「ネット界の文春砲」とは

NewsPicks編集部

NewsPicks編集部

「コレコレ」という名のYouTuberをご存じだろうか。チャンネル登録者数154万人強、最大同時接続数31.6万人。日本トップクラスの人気を誇る「ライブ配信の王」である。

コレコレ氏の生放送に集うのは、主に10～20代の若者世代。彼らは親にも言えない深刻な悩みをコレコレ氏に打ち明ける。いじめや性犯罪、詐欺など、SNS上で起きるさまざまなトラブルについて、相談や告発を寄せるのだ。

大手メディアも後追いした「ワタナベマホト児ポ法違反事件」（後述）など、コレコレ氏の生放送がきっかけで明るみに出たスキャンダルも数知れず。「ネット界の文春砲」の異名をとるゆえんである。

出典：『告発』（宝島社）よりNewsPicks作成

そのコレコレ氏の初の著書『告発　誰も晒せなかったSNSのヤバすぎる闇』（宝島社）が、発売直後から大きな話題を呼んでいる。

同書でコレコレ氏が語るのは、ネットの最新トラブル事例や、危険に巻き込まれないためのアドバイスだ。今週の「The Prophet」では、同書の読みどころを紹介しながら、後編のコレコレ氏へのインタビューも併せて、年々深刻さを増す「SNSの闇」に迫る。

INDEX

• 「笑える企画」から「悩み相談」へ
• 若者を待ち受ける数々の「罠」
• リスナーを巻き込む「コミュニティ」
• 社会問題化する「ネット上の事件」

コメント

注目のコメント

• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2021年10月14日

  若年層の悩み相談チャンネルは、本来行政がおこなうべきこと。現在も電話相談はありますが、解決策が画一的です。
  
  コレコレは参加者も含めて解決策を見つけ出すところがすごい。生放送の同時接続数は30万人を超えている。その衆智は問題解決になるし、アクションを起こす大きな後押しにもなります。
  
  子供のSNS被害は社会的問題。コレコレはそれを解決するコンテンツとして先鞭をつけました。デジタル社会の闇に立ち向かうには、デジタルチャネルをベースにしたものが求められています。
• 平野 佑樹

  株式会社QuackShift CTO

  ・2021年10月14日

  コレリスですが、最近だとマルチ商法のリアルを見せるものや、YouTuberの犯罪行為を暴くものが多く、知らなかったリアルを知れるという意味で信頼を置いています。
  
  また行方不明になった人の捜索をチャンネル内で行うなどインフルエンサーの立場を活かしてとても有意義な活動をしていると思います。
  
  一方、コメント欄に倫理を欠いた発言が公開されることもあり、分断の構図を作りつつあるため、自戒も込めてリスナーの道徳が伴うチャンネルであると良いなとも思います。
• 高田 賢斗

  Climat Techスタートアップ

  ・2021年10月14日

  見たことないけど気になっちゃいますね。ポレポレ(英語の参考書)とか、コレコレとか、良いネーミングだと思います。
  ただ、下記いじめに関する記載は、なるほどと思いました。自分達の時代とは大きく違うということを、仕事以外の場面でも強く意識しなければなりませんね。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  SNSのない時代、学生にとっての「いじめ」は基本的に学校の中だけのもので、外にはかろうじて逃げる場所があった。しかし今は、友達同士のコミュニケーションもSNSを通じていつでもつながっている。自分が知らないところで罵詈雑言が飛び交うこともあり、24時間気の休まる時間がない。