[上海 12日 ロイター] - 中国証券報によると、同国のミューチュアルファンドの間で、個人投資家向けの譲渡性預金(NCD)連動型ファンドの設定を申請する動きが相次いでいる。

リスクが低く、流動性の高い商品への関心が高まっていることが背景。

同紙によると、9月下旬以降、40社以上のミューチュアルファンド会社がNCD関連のファンドを申請している。大多数はCSI譲渡性預金AAA指数に連動するファンドで、期間は7日間。

一部の業界関係者は、NCD関連ファンドの市場規模が将来的に1兆元を超えると予測。投資家の間でマネーマーケットファンド(MMF)から、こうした相対的に利回りの高い商品に資金を移す動きが出ているという。

中国証券投資基金業協会によると、過去数年で販売が伸びているMMFの市場規模は、8月時点で9兆7600億元(1兆5200億ドル)。