メルカリがCBで500億円の資金調達──その狙いと経緯をFinanceチームに聞いてみた
コメント
注目のコメント
>まずは「メルカリグループとして使えるお金の種類を整理しよう」という議論からスタートしました。
ここはとっても同意で、我が社でも「根本的な財務戦略をどうするべきか」というところから常々ディスカッションするようにしています。
なにより、この記事を読んで素晴らしいと思ったのは、「ワークバランスが命」というところです!もっと見習わなくては!!!
早速社内でもシェアしました。CBはエクイティとデットの中間的な商品なので、一定のクレジット(信用力)がないと発行は難しく、そういう意味では、今回メルカリがCBを発行出来たというのは、一つ階段を上がったステージに来ているということを意味していると思います。
スキーム的にはオーソドックスなユーロ円CB。アップ率を高めに設定できたのは、株価のボラティリティが高いことの裏返し。いずれにしても、長期資金をゼロコスト(クーポンがゼロというのが日本のユーロ円CBの特徴)で、そして、株価が上がった暁にはエクイティに転換され返済が不要となるCBを発行できたのは、メルカリの今後の資金調達の幅を広げますね。当社も早くその段階に上がっていきたい。
仮にエクイティに転換された場合の希薄化率は3.39%と低水準であることも、発行後の株価に影響を最小化して進められた要因。
英文目論見書の作成は大変だったと思いますが、2カ月でやり切ったのはすごいですね。関わったメンバーの皆さん、お疲れさまでした!CBのエコノミクスに起因するメリット・デメリットに加えて、「当時の株価にメルカリのポテンシャルが反映されていなかった」という経営の意思を反映できるところは大きい。一方で上場間もないスタートアップの多くは会計上の資本充実ニーズもあり(Freeeさんがnoteで触れられていたところ)、そこら辺の判断か。