韓国法務省、仁川空港に長期滞在中のアンゴラ人家族を難民として認める(WoW!Korea)
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韓国の空港にたどり着き難民申請しようとしたものの韓国国内には入れず、祖国にも帰れず、結果10ヶ月間、仁川国際空港に寝泊まりすることになっていたアンゴラの家族が、昨日難民として認定されたという速報。
2018年12月、家族は難民審査の対象にならず、入国許可もおりず。なので、4人の子ども含め、空港内のパブリックスペースに寝泊まりし続ける様子が、メディアにも取り上げられていました。
https://toyokeizai.net/articles/amp/289947?display=b&_event=read-body
2019年9月に難民審査にかけるべきという裁判所の判決を受けてからは、韓国国内に入り支援団体の支えで、難民審査の結果待ちをしていたそう。
実は日本でも、空港で難民認定申請をしようとすると日本の地を踏む前に強制的に祖国に送還されたり、そのまま入管施設に収容されたりするということがあります。空港では難民と言わず、迫害されていることも言わず、例えば観光だと言い切り空港を通り抜け、品川などの入管にたどり着き難民申請をした場合は申請を受理してもらえたり、待つ期間の合法的な在留資格をもらえたりするこの仕組み(?)は、「正直者がばかをみる」ことになってしまっているとも指摘されています。
構造的な課題があっても、個別事案が起こったときにしか構造が可視化されないことは多い。それであれば、こうした個別事案が起きたとき、その背景に横たわっていた構造を見直しアップデートしてゆくことが必要だと感じます。
体調不良に陥りながら学校にも行けず空港内に10ヶ月暮らした子どもたちは、きちんと審査を受け、保護され新しい土地で暮らしを始めることができる家族だったことが明らかになったのだから。