「人間関係がうまくいく人」の意外な距離の取り方
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能の演者は3つの視点を持つよう心掛けています。
一つは『我見』。
これは、役者自身の視点です。
続いて『離見』。
これは、観客が見所(客席)から舞台を見る視点を指します。
最後は『離見の見』。
これは、役者が観客の立場になって自分を見ること。
客観的に俯瞰して全体を見る力です。
観客から演者を観る視点です。
…と、ジャパネットたかたの社長高田氏が申しておりました。
真面目な話、人間関係は距離感が大切だと感じていますが、仕事(相談援助職)で相談を受ける時や踏み込んだプライベートな話をする場合は、距離感が狂いそうになることがあります。
そんな時は、自分の視点、相手からの視点、部屋の上の方から全体をみる視点の3つを持つように心がけています。相手との距離感に関して言うと、共感性の高い人は、相手の主観にも立ててしまうが故に、悩みや期待を引き受け過ぎてしまう傾向にあります。記事で言うところの「眺める」ができないんです。
うちの妻はHSPで、他者の悩みを聞いたり、相談を受けると、プレッシャーに潰されてしまいます。例えば悩み相談を受けた場合、客観的な立場で相手の悩みを半分引き受けます。これで相手は0.5、自分も0.5。互いに悩みを分け合っていて、一件落着。
で、良さそうですが、共感性の強い人は、さらに相手の立場に立った上で主観的に物事に正体し、0.5の悩みを余計に引き受けてしまいます。すると、自分の総和としての悩みが「1」となり、過剰にストレスを感じ、人間関係がつらくなっていくそうです。
相手の感情や意見を考えすぎず、程よい距離感がとれればよいのですが、共感性の高さ故にそうならない現実もあることをシェアしておきます。適度な距離感、難しいですがコミュニケーション力が求められる時代にあっては尚更重要ですね。
感情移入するのではなく、俯瞰して眺めて相手の気持ちに思いを馳せる、このバランス感覚が大切というのはよく分かります。そしてそうした人に自己肯定感が高いということも。
一緒にいてラクな人、というのも相性はあるとは思いますが、笑顔、ポジティブ、であることが多いように思います。