ダイヤからコンクリまで、注目度アップのCO2再利用技術
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ダイヤモンドの世界の消費量は如何程かと少し調べてみたのですが、案外わからないものですね。天然ダイヤの生産量は年間1億3500万カラット(27トン)程度で、研磨材などの工業用途が9割以上。また、合成ダイヤモンドは従来工業用途が中心だったものの、最近のHTHP法やCVC法の進化で1カラットクラスの結晶が作れるようになり、宝飾用合成ダイヤの販売が始まっています。その生産規模は700万カラット(1.4トン)程度だろうということはわかったのですが、中国の合成ダイヤ生産量が150億カラット(3000トン)という数字のレポート(下記リンク)もあり、工業用途でそんな需要があるとは思えないのですが、正確な数字がよくわかりません。150億カラットが150万カラットの間違いだとすると、およそ計算はあいますが。
https://www.value-press.com/pressrelease/250576
仮に世界の消費量が30トン程度だと仮定すると、CO2に換算するには分子量比の44/12をかけて110トン。世界のCO2排出量がおよそ330億トンなので、世界で使われている全てのダイヤモンドをCO2とゼロエミッション電力から生成することで、0.0000003%の削減効果がありそうです。
はあ・・・。
このカーボンニュートラルダイヤモンドが、普通のダイヤの1億倍くらいの価格で取引されれば、意味があるように思います。
コンクリートはセメント作る時に出るCO2を超える量を突っ込めるんですかね。硬度があがるみたいですが、酸性に傾くので鉄筋コンクリートには向かず、テトラポッドくらいしか使い道がない気も。
追記
昔こんなの書いた
ハイパーダイヤモンドは砕けない|大場紀章
https://newspicks.com/news/5640164/
注目のコメント
他の方のコメントにもありますが、CO2は安定してるので、別の物質に転換する際には相応のエネルギーと費用が要ります。
なので、そのエネルギーの調達源も踏まえて、本当にCO2減になるのかですね。
直接大気からCO2を回収することでネットゲインになることを防ぐ、追加で発生してしまったCO2を貯留ないし再リサイクルする、などによってトータルの排出を抑えないといけませんね。
あとはコストでしょうか。カーボンリサイクルの中でも、コンクリに吸収させて固める技術などは追加的なエネルギーと費用が限定的ですでに日本でも商用化されてますが、付加価値が価格に反映されて尚需要があるのか、気になるところです。