北朝鮮、韓国に敵視政策撤回を要求

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年10月04日

  北朝鮮は南北通信回線再開にあたり無条件で通信回線を利用し続けるわけではないことを示唆した。韓国が「先決されなければならない重大課題」を解決するため積極的努力をする必要があると主張。具体的には（１）今後の米韓合同軍事演習を中止する。（２）米国との調整なしに韓国単独で北朝鮮支援を開始する。（３）韓国内の反北団体の活動（気球を飛ばしたりすること）の取り締まりを強化する。
  そのまま文在寅政権は受け入れることは難しい。米国と北朝鮮の間で板挟みになってきた文在寅政権だが来年の大統領選挙に向けて「南北対話進展」という成果を出す必要があるという状況にどう対応するか。韓国の大統領選挙の主要テーマが「北朝鮮との関係」になった。