大林組、「宇宙エレベーター」実現へ材料検証進める
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こういう記事を見ると、ガンダムの世界の宇宙コロニーや宇宙エレベーターも、作った建設会社があったんだろうな、という想像が膨らみますね。
宇宙エレベーターの制作においては、カーボンナノチューブのように軽さと強度を兼ね備え、自重で切れない材料が非常に重要です。
鉄では、太くすれば強度は上がりますが、その分重量が大きくなってしまうため一定以上の長さの構造物が作れないという問題点があります。
カーボンナノチューブは組成自体はどこにでもあるありふれた炭素原子のみであるため、量産する技術さえ確立してしまえば、いずれ(本当に超未来かもしれませんが)は100均で買えるような超低価格になる可能性すらあるようにも思いますが、
1952年の発見以来、かなりの年月が経っているにもかかわらず、いまだに、数十センチのオーダーまでしか作成できず、
発がん性という大きな問題にも直面している、難しい材料でもあります。
困難は多くあると思いますが、実現すれば本当に宇宙旅行が身近になる世界が訪れるようにも思います。
がんばってほしいです。
注目のコメント
大手ゼネコンで宇宙ビジネス参入を目指している企業では大林組に加え、清水建設も積極的。
清水建設は1987年から宇宙開発室を設置していて、宇宙旅行の発展として宇宙ホテル構想を掲げています。
昨年には宇宙スタートアップ向けに100億円の出資枠を設定。すでに宇宙ゴミのアストロスケール、月着陸船ispace、小型SAR衛星のSynspectiveなどへの投資実績があります。
参考:シミズ・ドリーム
深海未来都市構想、環境アイランド、月太陽発電、宇宙ホテル、月面基地
https://www.shimz.co.jp/topics/dream/
「いつかきっと できるよね、しんじてれば できるよね」というCMの音楽が流れてきます笑【宇宙エレベータの何がすごいのか】
宇宙エレベータの利点は
①比較的リスクの低い輸送手段になりうる.(少なくともロケットのような空飛ぶ爆薬ではない)
→乗船ハードルが下がり観光などの展望も
②探査機や衛星をかなり少ないエネルギーで軌道投入できる.月軌道まで延ばせば探査機を手から離すだけで月に到達できます.
③環境にも優しい.大量の推進剤(環境負荷が大きい)を必要としない
ちなみに重力と遠心力を釣り合わせて同じ軌道を周回にするため,カウンターウェイトと呼ばれるおもりを地球方向と逆側に同じ長さだけ伸ばします.面白いですね.自分がカーボンナノチューブの研究に従事していた2008年頃から宇宙エレベーターの話題はあり、その後あまり聞かなかった。まだ、開発が止まっていなかったことに驚きもあり、嬉しさもありますね。