[ローマ 1日 ロイター] - IHSマークイットが1日発表した9月のイタリアの製造業購買担当者景気指数(PMI)は59.7と、数年ぶりの高水準だった8月の60.9から低下したものの、依然として好不況の分かれ目となる50を大幅に上回った。

50超えは15カ月連続。ロイターがまとめた市場予想は59.4だった。ただ、供給の遅れや材料不足が圧迫材料となっている。

新規受注指数は8月の61.4から58.9に低下。5月には過去最高の64.4を付けていた。

イタリアの製造部門はサービス部門とは異なり、新型コロナウイルス流行に伴う制限措置の適用を免れている。

政府は今週発表した「経済財政文書(DEF)」の中で、今年の経済成長率を6.0%と予測。昨年は新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)を受け8.9%のマイナス成長を記録していた。