2021/10/3
【漫画第8話】AIへのピボット戦略。僕らが気づいたこと
日本人として初めて、グーグルに企業を売却した加藤は仲間と共にシリコンバレーにて水道管事業に挑戦。ロボットを駆使したビジネスは軌道に乗るも、アメリカの水道管問題をロボットで解決するにはかなりの歳月を要する事実を彼らは知る。ロボット開発に行き詰まりを感じた加藤はついにAIソフトに舵を切る決断をした。
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ある事業が、経済的な利益を十分に得ることができなかった結果、廃業になったり、倒産したりすることがある。しかし、一見失敗に見えるこうした出来事は、長い目で見ると、人類にとっては無駄にはならないことが多い。
AppleがiPhoneで掴んだように見える成功は、シリコンバレー的には、かつてGO Corporationが夢見たものであり、同じくGeneral Magicが夢見たことそのものなのだから。彼らが進めた製品開発、彼らが投入したマーケティング予算、彼らの夢を見る力、燃えるような情熱。連綿と続く、失敗に次ぐ失敗。その肩の上に乗って、ある会社がある日成功しただけなのだ。
このマンガも同じことで、AIが偉くて、ロボットが悪いのではない。この第8話は、そんなことを鮮やかに思い出させてくれる。
この話を作画をするとき、僕の周りのロボット好きが皆、「スネークの最期をカッコよく描いてあげてほしい」と口を揃えて言った。テクノロジーが進歩するたびに、それまでの「最新」は不要になり、「旧タイプ」になってしまう。そこまで連れてきてくれた旧タイプの散り際のカッコよさと哀愁、そして、ロボットチームのテツ、山下、元田への敬意を。線一本一本に込めて描きました。
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