まさに機能美といえるデザイン! 良質な道具として誕生した車3選
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サニトラの思い出(再掲)
私の生涯で彼女に露骨に引かれたクルマ、それは中古車屋から借りた廃車予定のサニートラック。
もちろん2シーターで狭い。色々できない。
サニトラは少し流行った時代があり、チャラい若者(と言っても自分も二十代前半の頃)が乗っていたと思われるその車体は、ホットロッド風にしたかったのか前輪ノーマル、後輪に極太のタイヤを履かせ、ナナメカチ上げのスポーツマフラーによる快音で悪目立ちする。
百歩譲ってショートボディならまだお洒落とも言えるが、ガソリンスタンドお馴染みのロングボディでダサい。
リアクオーターは派手にぶつけたのか大きくヘコんでる。
他がキレイなのでイキがってぶつけた感ありあり。
最終型に近い88年式だが、フロントマスクはわざわざ前期の丸ライトへコンバート。70年代風を狙ったのだろうが、もはやまんまポンコツ。
狭い、目立つ、カッコ悪いの三重苦。
しかし名機A12エンジンの快音は良かった。
ノンサーボのブレーキは力一杯踏まないと効かない、けどヒールアンドトゥは楽勝。4速しかないが。
当然パワステなんてものもない。
でも気持ちいいクルマだった。
中古車屋に返したのち、しばらくしたら自宅近所で走ってるのを見つけた。こんなの買う奴がいるのか、と驚いた。
と同時に若いカップルが幸せそうに乗っていた。ぶつけた箇所はそのままで。