[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は27日に公表した月報で、国内のインフレ率は既に高水準となっている現在から加速し、2022年半ばまで2%を上回り続ける公算が大きいとの見通しを示した。

月報は「9月から年末までの間で一時的にインフレ率が4─5%となる可能性がある」と指摘。「インフレ率はその後、2022年初めに著しく低下する公算が大きいが、年央までは依然として2%を上回るだろう」とした。

大部分のエコノミストは過去数カ月の高インフレは一時的との考えに同意しているものの、こうした一時的な上昇圧力のうちどの程度がいわゆる二次的波及効果を通じて永続的なインフレに転換される可能性があるかを巡り議論が続いている。