[上海 27日 ロイター] - 中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)傘下の海南航空など、系列企業11社は、27日に債権者集会を開く。ロイターが入手した債務再編計画に関する文書で明らかになった。

再編計画によると、11社は一つのグループに再編される。HNAの負債の大半は、債務の株式化などを通じて減額される。

11社の債権者によると、未払い債務は3972億元(614億3000万ドル)。このうち裁判所が認定し、再編作業に入るのは1612億9000万元のみ。

元本が10万元(1万5465.01ドル)以下の無担保の債権者は、全額が返済される。10万元を超える債務については、一部はHNAや他の企業から、一部は海南航空株で返済される。

再編計画は、債権者委員会の承認が必要。

HNAは今年2月に再建型の倒産手続きの申し立てが受理された。同社は24日遅く、陳峰会長と譚向東・最高経営責任者(CEO)が刑法違反の容疑で警察に拘束されたと発表した。