[烏鎮(中国) 26日 ロイター] - 中国の大手ハイテク企業首脳は26日、政府が毎年主催する世界インターネット大会で、習近平国家主席が掲げる「共同富裕」の理念を支持し、中小企業の支援を進めると約束した。

電子商取引最大手アリババ・グループ最高経営責任者(CEO)のダニエル・チャン(張勇)氏は、同社が独自に打ち出した150億ドル規模の共同富裕促進計画が「着実に進展している」と説明。自活の道を教えるという意味で、貧しい地域に暮らす才能のある人々を援助することが大事だと強調した。

小米科技(シャオミ)の雷軍CEOは、大手ハイテク企業が中堅・中小企業をもっと後押しするべきだと訴え、どの集団が取り残される事態も許してはならないと述べた。

世界インターネット大会には、クアルコムのアモンCEO、インテルのゲルシンガーCEO、テスラのマスクCEOら米企業首脳からはビデオメッセージが寄せられた。