[リオデジャネイロ 24日 ロイター] - サッカーのブラジル代表を率いるチッチ監督は24日、10月の2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会の南米予選に向けた代表メンバーにイングランド・プレミアリーグのクラブに所属する8選手を選出した。

ブラジルは英政府が定める新型コロナウイルス関連のレッドリストに指定されており、帰国時に厳格な検疫が必要とされる。サッカー選手も例外ではなく、これに嫌悪感を示した複数のプレミアリーグクラブは、所属するブラジル人選手らを9月の国際マッチ期間で派遣することを拒否していた。

ブラジル代表の関係者は、詳細は明かさなかったものの国際サッカー連盟(FIFA)、プレミアリーグ、英政府と協議を行ったとし、「来週には前向きな解決策が得られると期待している。それが彼らを呼んだ理由だ」と述べた。

今回招集されたプレミア所属の選手は、アリソンとファビーニョ(リバプール)、ガブリエル・ジェズスとエデルソン(マンチェスター・シティー)、エメルソン(トットナム)、チアゴ・シウバ(チェルシー)、フレッジ(マンチェスター・ユナイテッド)、ラフィーニャ(リーズ)の8人。

ブラジル代表は10月7日にベネズエラ、同10日にコロンビア、同14日にウルグアイとの試合が予定されている。