[パリ 23日 ロイター] - IHSマークイットが23日発表した9月のフランス購買担当者景気指数(PMI)速報値は、景況拡大と悪化の節目は上回ったものの、サプライチェーンの問題などが影響し一段と低下した。

総合PMIは55.1で8月の55.9から低下。市場予想の55.8も下回った。

サービス部門は56.3から56.0に、製造業は57.5から55.2にそれぞれ低下した。

IHSマークイットによると、総合は5カ月ぶり、製造業は8カ月ぶりの低水準。

シニアエコノミストのジョー・ヘイズ氏は「9月速報値は、フランスの経済成長が減速しているという明快な材料を提供した。9月調査で最も顕著だったのは、製造業の生産の急減速で、今も続く供給側の問題が関係しているもようだ」と述べた。