台湾 TPPへの加入を申請 中国側の反発も予想
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政治的な問題はさておき、個人的にこれは実現して欲しいな。
昔特恵国で関税優遇があった頃は本当に最適なビジネスパートナーでした。過去に日本の技術者がこぞって現地で技術指導を入れて、とても技術力の高い高品質な食品加工技術基盤が出来ていたし、島国という特性から多くの食品素材を輸入に頼る国でもあり、原料調達力も高く中間加工貿易拠点としても有能だった。それが特恵国から外れて、一気に競争力を失ってしまって、僕自身も少し距離を置かざるを得なくなってしまった地域の1つです。
ここでもう一度関税撤廃で競争力が出るのであれば、また色々な食品分野で活用できる。例えば国内で最近高い葉野菜。関税優遇が出れば、わざわざ高い国産でなくても、緊急時には台湾からレタスなどの安定調達も可能になる。日本の食品加工事業者や外食産業、そして消費者にも必ずメリットをもたらすと思います。是非実現を。
注目のコメント
中国に続いて台湾の加盟申請です。台湾については11ヵ国でのTPP合意直後から手を挙げていたのでこの方向自体にサプライズはありません。
もちろん各論では中国の国有企業の問題など解決が難しいアジェンダも多いですが…
TPPは日本が唯一国際ルール形成をリードできる歴史的なツールですので、基本方針としては「どのような形であれTPPが育つことはポジティブ」と捉えるべきです。
それ自体が米国とより健全な対話をすることにも繋がります。
日本の通商戦略の新たなステージに注目しましょう。これはなかなか面白い動き。TPP主導する日本としては、単純に中国の申請を受けるわけにもいかない中で、日本が表向き何もしなくても、中国が自分から退席してくれる可能性と言う意味で、なかなかうまい(?)カウンター。
これは一応関係各国の間で切り返しのカードとしてあらかじめ用意されてたと考えるべきなのかなと。となると中国側もその動きは察知しているはずで、台湾に国際舞台への公式参加の糸口をみすみす与えてしまって終わりとも思えない。じゃあ次の返しは?興味は尽きませんね。実は加盟を早くから希望していた台湾に対して、中国を刺激することを懸念した日本は慎重姿勢でした。しかし中国が加盟申請を出したからには、そんな配慮は無用です。
中国は先に加盟して、台湾のTPP加盟阻止するのも目論見の一つでしたから台湾の危機感は高まって当然です。
(日経ビジネス電子版への拙稿も参考まで)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00133/00066/
今後、中国は台湾と並んで一括議論されることは何としても阻止しようと各国に圧力をかけてくるでしょう。まだまだ駆け引きは続きます。
そして慌てているのは韓国です。