[コーラー(米ウィスコンシン州) 21日 ロイター] - 男子ゴルフのタイガー・ウッズ(米国)は2月に起きた交通事故の影響で、米国代表と欧州代表が対戦する今年のライダーカップ(杯)を欠場する。しかし、米国チームはその存在を感じながら大会に臨むようだ。

メジャー15勝を誇るウッズは、交通事故で大けがを負ったことを受け、現在もリハビリ中のためライダー杯には出場しない。

しかし、米国チームのジャスティン・トーマスは記者団に対し、「彼は本当にこの大会を大切に思っていて、チームのためにベストを尽くしたいと思っている」と述べた。

トーマスは、2019年にメルボルンで行われた男子ゴルフの欧州を除く世界選抜と米国選抜による団体対抗戦「プレジデンツ・カップ」にウッズと出場し、優勝している。

また、キャプテンを務めるスティーブ・ストリッカー氏は20日に「彼はわれわれのライダー杯チームの一員。彼のアイデアを引き出すために、われわれや何人かの選手が彼に会いに行った」とコメント。

そして「彼のリハビリの状況と、歩くにはタフなコースであることを考えると、フィジカル的に彼がここに来るのは適切なタイミングではないと思う」と話したが、実際にその場にいることはできなくとも、ウッズがチームと密接に関わっていると語った。