[21日 ロイター] - 男子テニスで四大大会最多タイの20勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)は、手術を受けた膝の状態について順調に回復していると語った。

40歳のフェデラーは2020年に手術を2回受け、1年以上の長いリハビリを経て3月に復帰。しかし、再び痛めたことで全米オープンを欠場し、その際にさらなる手術が必要で長期離脱になる見通しを示していた。

フェデラーはユーロスポーツの取材に「本当にいい感じだ。理想通りとは言えないが順調に回復していて、リハビリは本当にうまくいっている。後退はしていない。できるだけ早くコートに戻りたいけど我慢も必要だ」と語り、復帰に向けて手応えを感じている様子だった。

また、四大大会最多優勝記録でラファエル・ナダル(スペイン)とともに肩を並べるノバク・ジョコビッチ(セルビア)が全米オープン決勝まで進んで年間グランドスラム(四大大会の同一年制覇)にあと一歩まで迫ったことについては、「またそういったことが起こる可能性はあるだろう。ちょっとした運、忍耐力、強さが必要なので難しいと思うが、可能性はある」と述べた。