[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米ニューヨークで開かれている国連総会に合わせて予定されていたフランスなど欧州諸国と米国の会合が日程の問題で中止になったと、米政府高官が21日明らかにした。

会合では、ブリンケン米国務長官とルドリアン仏外相が顔を合わせる予定だった。

米国が先週、英豪との新たな安全保障協力の枠組みで合意し、豪州がフランスとの潜水艦契約を破棄したことを受け、仏政府は米国への反発を強めている。

米国務省高官は記者団に対し、22日に予定されていた米英仏独の会合が中止になったと述べた。潜水艦契約を巡る問題と関連があるかは明らかにしなかった。

「閣僚レベルで日程が障害になったのだろう」とした上で、「これらの国の多くは他の形で顔を合わせる場がある」と述べた。

ブリンケン氏がルドリアン氏と別途、二者会談を行うかと問われると、「今週のある時点で両者が意見を交わす機会があると思う」と答えた。

ブリンケン氏は22日に開かれるアフガニスタン問題を巡る20カ国・地域(G20)会合や、米英仏中ロの国連安保理常任理事国5カ国による外相会合にも出席を予定している。