[ワシントン 21日 ロイター] - 関係筋によると、米国は世界各国に対し、米ファイザー/独ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンを追加で5億回分寄付する計画だ。米国が提供するワクチンは合計で10億回分超となる。

バイデン米大統領が22日に開催する新型コロナに関するオンラインサミット(首脳会議)でこの新たな計画を発表する見通し。

バイデン氏は21日、国連総会で演説し、米国は他国向けワクチン1億6000万回分超を賄うため、世界のコロナ対応に150億ドル超を拠出していると述べた。

米国はすでにファイザー/ビオンテックのワクチン5億回分を購入し、ワクチンの公平な分配を目指す国際的枠組み「COVAX」を通じて寄付している。

バイデン氏は、すでにワクチンは100カ国に到着していると述べ、22日に開催するサミットで追加のコミットメントを発表すると表明した。

ロイターが入手した草案文書によると、米国は、2022年までに世界人口の70%のワクチン接種を完了するなど、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)終息に向けた目標について、各国に支持を呼び掛けている。