[北京 18日 ロイター] - 多額の債務を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団は18日、幹部6人が今年に入り、同社の投資商品の前倒し償還を受けていたと発表した。

ウェブサイトに掲載された発表文によると、これらの幹部は5月1日から9月7日の間に12の投資商品に関して前倒し償還を受けた。幹部の名前や投資商品の詳細には言及していない。

同社はこれについて、事態を重く受け止めているとし、一定の期間内に償還資金を全額返還するよう求めたことを明らかにした。

また、厳しい処分を科すとした。

中国恒大は3000億ドル超の負債を抱え、流動性危機に直面。金融機関やサプライヤーへの支払いに向けた資金調達に追われている。