「運動はやり過ぎると体に悪い」説は本当なのか。研究結果から考えてみる
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米国で有名なクーパー研究所の
研究報告紹介記事です。
基礎疾患が無く運動習慣のある人を
対象にした上で、
1週間の運動量が「高度」(1日平均7.1kmジョギング)
1週間の運動量が「過激」(1日平均23.8kmジョギング)
と言う2つの群を追跡調査した結果、
「高度」群と「過激」群の間には
心血管疾患の発病率や全死亡率に
有意差は無かったと言うもの。
ジョギングブームの火付け役、
James Fuller Fixx氏が
ジョギング中に心臓発作で亡くなった
と言うことなどから、
「運動≠健康」と言うことが
言われるようになりましたが、
「運動=発病リスク、死亡リスク」
と言うことを否定したと言うことです。
高度グループは
最低6日に1回フルマラソン完走
最低2週間に1回ウルトラマラソン完走
過激グループは
最低2日に1回フルマラソン完走
最低4日に1回ウルトラマラソン完走
と言う表現も出来ますね。
ある程度以上の運動を習慣にしている人は
どれだけ運動量を増やしても
健康や死亡に影響は無い可能性を
指摘していますが、
個人的には
「運動習慣の無い人」や「軽度」「中等度」
などの人達と比較して欲しい気もします。
この記事の論文を鵜呑みにして、
週に1-2回フルマラソン走っても、
身体を壊すだけです。
気をつけないといけないのが、
これだけの運動量をこなす場合に
特に日本人が陥りがちなのが、
連日継続することを絶対視してしまい、
栄養や休養を軽視してしまうことです。
今回紹介されている研究では、
パフォーマンス低下や怪我の発生率については
敢えて除外されています。
需要が高まっている栄養素の適切な補充、
活性酸素対策と腱や筋肉の疲労回復の為に
十分な休養を取ることは、
パフォーマンス低下、故障や怪我のリスクを
下げることは間違いありませんので、
お気をつけ下さい。