フランス、米豪から大使召還 潜水艦契約破棄めぐり
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6年前、フランスは日本とオーストラリア間で進んでいた日本の潜水艦の輸出事案に割り込んで契約を成立させた。2016年の契約発表の時点でフランスの潜水艦12隻、約4兆円の契約だった。フランスはこの大型契約を失ったのだから怒りはハンパではない。当時、日本がオーストラリアとの契約確実と見て安心していたが契約が幻となった事案だった。そのとき日本企業が契約していたら、今回のフランスと同様になっていたことだろう。
ある意味、国交断絶一歩手前という段階。そこまでフランスが怒ることは米豪も想定していただろうが、それでもフランスとの契約破棄に踏み切ったのは、それだけ中国の脅威を強く感じたからか、それともフランスを舐めていたのか。
日本で2番目に多い戦争死者数は、日本が勝った日露戦争です。日本は23.9万人。ロシアは4.3万人で、日本は5.5倍も死者が多い戦いでした。
なぜかと言えば、武器の違いです。
ロシアは陸戦で1分に500発発射できる機関銃を使用しましたが、日本兵は
単発銃を持たされて機関銃に向かわせられたのですから、ひとたまりもありません。日本軍はこれを隠して、203高地の戦いを美談化しました。
現在の武器の違いは何でしょうか。核兵器は、片方が使えば打ち合いになって
両国が滅亡してしまうので使えず、差別化されません。
進軍するのには必要なのは、輸送機や戦艦です。
中国は急速な軍備拡張の結果、世界最大の艦隊を保有するに至っています。
現実にはこの艦隊は役に立ちません。
米国は数か月無補給で居場所が分からない回遊ができる原子力艦を50保有してます。このうち3隻が台湾海峡近辺にあれば、進軍する中国の艦隊全て壊滅できます。中国艦隊は見えない敵と戦うことになるので、勝ち目がないのです。
今は、原子力潜水艦が、日露戦争の機関銃に該当するのです。
今回、オーストラリアが8隻の原子力潜水艦を手にすることは、豪1国で、
7隻の原潜しか保有していない中国を凌駕することになります。
中国軍が「負けるから手を出せない」状況を豪も手にしたことを、
相手は米国のみではないことを中国軍が自覚したという意味です。