Possible link of antibiotics and breast cancer growth speed
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抗生物質と乳がんの成長速度の増加とに関連性がありそうだとの報告が英イブニング・スタンダードで記事になっていた。
化学療法を受ける乳がん患者には、治療中の感染症を抑えるために抗生物質が処方されることが多い。
今回、イースト・アングリア大学(UEA)の研究者たちは、抗生物質の使用により腸内の健康な細菌が破壊されたとき、腫瘍の成長にどのような影響を及ぼすかを調査した。
その結果、抗生物質を使用すると乳がんの腫瘍が成長する割合が増加することがわかった。また、乳がんが転移した際に他の臓器にできた二次的な腫瘍の大きさも大きくなっていることもわかった。
しかし研究者たちは、この負の相関を断ち切るターゲットとなり得る免疫細胞を突き止めた。これらの細胞の機能を阻害すれば、腫瘍の攻撃性は著しく低下するという。
抗生物質によって耐性菌が増加することは古くから知られていた。そのため、臨床の場において抗生物質をみだりに使用することについては様々な角度から警告が発せられてきた。
今回の研究では、健康な腸内細菌叢が病気に対する身体の反応を調整する上で重要な役割を果たしていること、そして抗生物質が健康な腸内細菌叢のバランスを崩す上で重要な役割を果たしていることが改めて明らかにされた。
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