[シンガポール 17日 ロイター] - シンガポールは17日、シンガポール取引所(SGX)への株式上場誘致策を発表した。資金調達ハブとしてのシンガポールの魅力向上を目指す。

貿易産業省によると、シンガポール政府と政府系投資会社テマセクが共同投資基金を設立し、グロース企業のレイトステージの資金調達や新規株式公開(IPO)に出資。シンガポールでの株式上場を促す。

基金の規模は15億シンガポールドル(約11億米ドル)という。

ガン・キムヨン貿易産業相はSGXのイベントで「革新的なグロース企業にとってより魅力のある株式市場にすべきとの声を、われわれは頻繁に聞いている」と発言。

「わが国のスタートアップが域内の有力企業やグローバル企業に成長する中、国内の株式市場を活気のあるものにしていくことは喫緊の課題だ」とした。