[14日 ロイター] - 中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース)は、今月初めに制作スタジオと開発プロジェクトの一部の規模を縮小した。ビデオゲーム業界に対する中国政府の規制強化が影を落としている。香港英字紙サウス・チャイナ・モーニングポストが14日、関係者の話として明らかにした。

報道によると、ネットイースの上海と杭州に勤務するプログラマーやデザイナー、クリエーティブ・アーティストなど数十人が本来の仕事を離れ、社内外で新たな任務を割り当てられた。ただ、いずれも正式に職務を外されたわけではないという。

中国当局は、若者のゲーム中毒を抑えるためとして新作の承認ペースを一時的に遅くしていると伝えられている。また未成年はオンラインゲームで遊ぶのを週3時間までに限定され、世界で最も収益性が高い中国市場向けのゲームを手掛ける内外のゲーム業界が痛手を受けている。