[9日 ロイター] - 英情報技術(IT)大手のコンピュータセンターは9日、コンピューターチップを含むエレクトロニクス部品の供給逼迫は来年まで続くとの見通しを示した。

データセンター向け部品などの不足で注文が遅れ、業者の価格は上昇。同社の売り上げと利益に影響を及ぼしているという。

マイク・ノリス最高経営責任者(CEO)は、「現在の供給不足は最大の問題」との認識を示した。

新型コロナウイルス感染拡大で世界的に製品の入手に影響が及ぶ一方、需要は急拡大。世界のハイテク企業は半導体不足問題への対応を迫られている。

同社はまた、この逆風の悪化はないとみており、今が部品不足のピークとなることに期待を示した。ただ、一部の取引企業はすでに値上げに踏み切っているという。

同社の1ー6月の調整済み税引き前利益は1億1890万ポンド(1億6374万ドル)で、前年同期の7460万ポンドから大幅増加した。ドイツ、英国、米国での事業が好調だった。